Plan 9とGo言語のブログ

主にPlan 9やGo言語の日々気づいたことを書きます。

GitHub ProjectsのTracksとTracked byを設定する

GitHub ProjectsにはTracksフィールドとTracked byフィールドがあります。

フィールド選択のところで確認できます

これらのフィールドは、新しいタスクリストでissueやプルリクエストを追加すると追跡の対象となります。

```[tasklist]
## Tasks
- [ ] #1234
- [ ] #1233
```

こうすると、タスクリストを記述した側のissueは#1234#1233を追跡している(Tracks)ことになり、反対に#1234#1233は親のissueに追跡された状態(Tracked by)となります。複数の親issueから1つの子issueを追跡することも可能です。この場合、2つのissueから参照された子issueは、2つのTracksを持ちます。

従来のタスクリストを使ってもUI上では追跡されているようにみえますが、どうやら従来のタスクリストはTracksTracked byの対象となっていません。

追跡されているようにみえるけど対象にならない

GitHub Projectsのタスクリストと追跡については公式ドキュメントがあります。

GitHub上のタスクリスト

2023年8月現在、GitHubのissueやプルリクエストでタスクリストを作成するには2種類の方法があります。

1つ目は従来からあるタスクリストです。以下のように記述します。

- [ ] task
- [ ] task

この方法は、日本語版のドキュメントではタスクリスト、英語版のドキュメントではtask listsと表現されています。

もうひとつ、昨年あたりに追加された方法があります。新しいタスクリストの書き方はこのようになります。

```[tasklist]
## section
- [ ] task
- [ ] task
```

こちらの方法は、日本語版だと従来と同じタスクリストと呼ばれていますが、英語版ではtasklistsと使い分けがされているようです。

新しいタスクリストがただのコードブロックになる場合

新しいタスクリストは、ドキュメントによるとまだプライベートベータです。Organization単位で有効化されるようなので、タスクリストがコードブロックになる場合は、該当のOrganizationはまだ無効なのかもしれません。この場合は、有効化したいOrganizationのAdminを持ったアカウントでWaitlistに登録しておくと、そのうち使えるようになります。

ただし、Waitlistに登録するフォームはOrganizationの指定が必須となっていたので、個人のアカウントはWaitlistに登録できません*1

*1:Feature Previewにも無かったので個人のリポジトリでは使えない気がする