この記事はTumblrで公開されていました。とても古い記事なので参考にならないかも。
こないだ業務でGoを使ったプログラムを書きました。もともと個人的に使っていましたが、いいきっかけなのでまとめておきます。
インストール
ここではソースからインストールする方法を使います。各種OS用のインストーラがありますけれども、ソースからインストールすることはそれほど難しくありませんし、パッケージよりも自由にできるので、なにかと便利です。
まず、Mercurialが必要なので、準備してください。macOSの場合は、SourceTree.appに含まれていますので、そちらを使うのが手軽かもしれません。
hgコマンドが準備できたら公式ドキュメントに従ってコマンドを実行します。ここでは~/goにインストールしています。
$ cd $HOME $ hg clone https://code.google.com/p/go $ cd ~/go/src $ ./all.bash
インストールの後にテストが行われます。ALL TESTS PASSEDのように表示されれば完了です。
環境変数の設定
環境変数PATHに、goコマンドを通します。
export PATH=$PATH:$HOME/go/bin
これで最低限の環境構築は終わりました。
クロスコンパイル環境のつくりかた
Goはクロスコンパイル環境を作ることも簡単です。上記の通り作業を終えていれば、次のコマンドだけで完了です。
$ cd ~/go/src $ export GOOS=linux $ export GOARCH=amd64 $ ./make.bash
上記はLinux x64用の環境を追加でインストールしています。他にもターゲットOSを増やしたければ、GOOSやGOARCHを変更して実行してください。ターゲット毎に、~/go/pkgへ追加されていきます。GOOS、GOARCの可能な組み合わせは公式ドキュメントを参照ください。
テストカバレッジ計測ツールのインストール
Go本体には含まれていませんが、Go 1.2からカバレッジ用のサブコマンドが導入されています。とても便利なのでインストールしましょう。
$ go get code.google.com/p/go.tools/cmd/cover
これはGOPATHを設定して、Go本体とは別の場所にインストールしても構いません*1。
go.toolのリポジトリを見ると、他にも面白いものがいくつかありますね。